記念コインが古銭市場で不人気な理由

古銭は蒐集品として人気が高いので中古市場でも安定した売れ筋商品ですが、その一方でオリンピックなどの催し物を記念して発行される記念コインは古銭としての人気はあまり高くない傾向があります。純金製など高額なコインもありますが、あくまで材質の価値に基づいた価格設定の物が殆どです。発行年度が古い記念コインの多くは額面を超える価値はつかず、現行通貨と同様の扱いになっています。これは記念コインの発行枚数の多さが希少性を損なうのと、当初からコレクションアイテムとして扱うことを目的に発行されている点が大きな理由です。人気が高い古銭は一般で使われていた通貨が現存数の少なさや鋳造時のエラーなどの理由で希少価値が生じています。そのため、蒐集品として発行された記念コインは古銭の中でも価値を低く見積もられる傾向があります。その一方で金やプラチナなどの貴金属で作られている物や複数枚がセットになっている物は高額な付加価値が生じ、古銭市場でも高値で取引されています。